無期限停止 JIJI.COMには、『米、韓国との主要演習を「無期限停止」 米高官』と題して、米高官は14日、米軍が韓国との主要な合同軍事演習を無期限に停止したことを明らかにした。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党委員長との会談後、合同軍事演習は「挑発的」であるとして中止する意向を表明していた。とある。
トランプ大統領は、何を考えているのやら。多くの解説者が言うように、在韓米軍の撤退を視野に入れているのか、米韓軍事演習を停止した。その理由は、トランプ大統領いわく、「コストが掛かる」と言う物だ。そう言えば、日米合同訓練も、「コストが掛かる」と言う理由で、中止していた経緯がある。米軍の撤退は、韓国ばかりでなく、トランプ大統領は、日本に駐留する米軍の撤退も公約の一つだ。
軍隊の費用は、半分が人件費だ。弾薬にも有効期限が有り、訓練を止めたからと言って、削減出来るコストは、ガソリン代くらいかな。それを考えると、「コストが掛かる」は、単なる方便に過ぎない。兎にも角にも、同盟国の安全保証や、論理よりも、直感や自分の思い付きを大事にする人らしい。
米国のそんな状況を、中国やロシア、あるいは、北朝鮮のインテリジェンスは、見抜いているのかも知れない。それが、今回の米朝会談の結果と見るべきなのかも知れない。分かっていないのは、野党がうるさくてインテリジェンスを持てない日本だけかも知れない。
さて、そうした変化に対して、日本はどうするのか。ダーウインの進化論ではないが、「強いから生き残れるのではない。環境の変化に対応できるから生き残れる」が試される場面かも知れない。「環境の変化に対応する」必要がある事は、何もダーウインの専売特許ではない。探すと、実は著名な人の著名な書物で、多くの分野で実に多くの人がそういう意味で意見を述べている。
日本を取り巻く環境が大きく変化しているのも関わらず、70年以上も憲法を変えずに来た日本。反日日本人と揶揄される連中が護憲を唱え、憲法改正を阻止してきた。その意図は、まさに、環境の変化に対応させないのが目的だ。
それでも、岸総理の時代に、日米安保条約と言う同盟関係をアメリカと締結する事で、アメリカの庇護の下、侵略されずに生きながらえて来たと言うのが、歴史だろう。
その日米安保が揺らげば、まず、尖閣が怪しくなる。中国による侵略を受ける事になる。事はそれだけでは収まらないだろう。北方4島は、解決済みなどとロシアにあしらわれ、日本固有の領土である竹島は、永遠に帰ってこない。そればかりか、沖縄、九州、北海道と、尖閣の次は、中露の食い物にされる。
憲法を改定して、自国を自分で守れるようにする。普通の国の様に平和の仕組みを憲法に書き込む。その前に、護憲などと唱え、反日日本人と言われるバカの影響力を無力化する事から始めなければ、日本は生き残れないかも知れない。