年金機構 JIJI.COMには、『年金機構、違反把握後も契約見直さず=中国業者再委託―誤入力31万8000人か』と題して、日本年金機構が個人データ入力を委託した東京都内の情報処理会社が、契約に違反して中国の業者に再委託していた問題で、同機構は20日午後記者会見し、1月上旬に違反を把握しながら、2月13日まで委託契約を続けていたことを明らかにした。とある。
思い出して欲しいね、まだ未解決の消えた5000万件の年金問題でも、中国人が絡んでいた。厚生労働省が雇った中国人の入力がいい加減で、原本を処分してから、それに気が付いたと言うお粗末だ。その反省が生かされていない事件だ。
驚いたことに、そうした事を知っていて、それを防止する契約に違反し、さらに、新たな問題が起きて、その問題を把握していても、継続していた。いったい、「SAY企画」とは、どんな業者なんだろう。
社長が契約に違反して委託した理由として、「中国の業者は、グループ会社と言う認識で、再委託に当たらないと思った」と答えた。だが、社長の言うグループ企業とは、子会社でもなく、関連会社でも、関係会社でもない。会計上の結びつきはなく、連結決算の対象ではないのでは。別の言葉で言えば、単なる取引会社だ。つまり、取引が有れば、社長の言うグループ企業と言う事になるのではないか。それでは、契約違反の言い訳にならないでは。
なんでこんな企業を選択したのか、そこにチャイナスクールなどの政治家の関与が有ったのか、無かったのか。ハンコの無い書類の書き換え問題よりも、こっちの方がでかい問題だと思うけどね。マスコミは、ちゃんと探りを入れて欲しいね。