北朝鮮に伝授 KYODOには、『北朝鮮に仮想通貨伝授か、男逮捕 米ニューヨークの連邦地検』と題して、米ニューヨークの連邦地検は29日、北朝鮮に許可なく渡航し暗号資産(仮想通貨)に関する知識を伝え、同国への制裁に違反したとして、米国籍のバージル・グリフィス容疑者(36)を逮捕し、訴追したと発表した。
グリフィス容疑者は今年4月ごろ、米政府の許可なく北朝鮮を訪問し、仮想通貨に関する会議に出席。マネーロンダリング(資金洗浄)や国際社会からの制裁回避につながる知識を伝えた疑い。とある。
仮想通貨と言えば、今年の3月に「北朝鮮、仮想通貨635億円窃取 制裁逃れに韓国関与も 国連の報告書」などと言う記事が毎日新聞から流れた。その額は、なんと5億7100万ドル(約635億円)を窃取したと推計。この中に18年1月に起きた日本の仮想通貨交換業者「コインチェック」の巨額流出事件も含んでいる。と書かれていた。
その金額の内、日本の被害はと言えば、「コインチェック」から昨年1月、580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した事件がある。その仕業が、北朝鮮の関与だとされる。数字を見る限り、635億円と言われる内訳の中で、日本からの流出が580億円だから群を抜く事になる。まさに、ノー天気の日本を代表するような事件だ。
そんな日本では、「桜を見る会」がどうしたという事で、野党が国会を空転させる。野党の言っている事は、税金の無駄使いではないかと、そこに論拠を置いている。もっとも、国会を空転させれば、確か、1日で3億円が、無駄になる計算だったと思う。「桜を見る会」で無駄にした税金の何倍も無駄にした計算だ。税金の無駄使いとは、カモフラージュで、国会を空転させることが、憲法改正を阻止すると言う政治的目的が有ったことは、明白だとされている。9条が有れば、他に何も要らないというやつだ。始末の悪いことに、9条を掲げれば、北朝鮮のミサイルだって、コースをそれると信じているらしい。まあ、常識人から見れば、そんな事を考える人はバカで、それに騙されるのは、よりバカな人間と言っておこう。
北朝鮮が核爆弾だけでなく、そうした技術を持ってしまったことは、事実として受け止めざるを得ない。それに比して、野党が大手を振るって行脚する日本では、軍事と直接関係なさそうなそうした研究もままならない様だ。スパーコンピュータの予算削減で、民主党の蓮舫氏が「2位じゃダメなんですか」の発言は、それを象徴している。今の日本に、世界に示せるようなスパーコンピュータは、存在しない。今までの「京」は、すでに無く、建設予定の「富岳」は、完成したとしても、2位どころか、世界から見れば、時代遅れの番外と言う位置付けと言われている。
このような分野の遅れは、スパーコンピュータだけではない。民間の賃上げよりも政府批判を自分たちの仕事だと勘違いしている日本の労働組合は、理化学研究所の研究員を定年まで雇用する新制度を発足させた。賃上げをしない労働組合のおかげで、民間企業は、賃金を節約できるものから企業内留保が過去最高だ。理化学研究所では、60歳の爺さんが、どれだけコンピュータの研究ができるのか分からないが、世界から見れば、周回遅れだと評価されている。それも、何週もね。
新聞は、朝日新聞。テレビは、TBS。娯楽と言う名の低俗番組に毒された国民は、テレビが言えば、ゴキブリだって食しかねない。そのテレビが、野党の言い分をもっともらしく報道する。学校も卒業できなかった様なタレントを解説者に置き、中身よりも、派手さを強調する。招かれたゲストに目をやれば、何やら逮捕歴のあるタレントまで、出演しているではないか。今の日本は、おかしいぞ。