医師会の懸念
TPPへの参加に関して、懸念を表明しているのは、農業関係者だけではなく、医師会も問題提起をしている。評価すべきは、「TPP 参加検討に対する問題提起」として、何を懸念しているのか、明確にしていることだ。既得権益を守らんがために反対している他の団体や人々とは、ここが違う。
TPPに参加した時の医師会の心配は、私なりに理解すれば、大きく分けて2つあるようです。
1.混合診療の全面解禁へ
これにより、自由診療が増える。外国から見れば、この市場が魅力的かもしれないが、海外で使用実績がある場合の日本での治験、保険償還価格の見直し等を求められる。つまり、治療単価が下がるので、困る。結果、国民皆保険が縮小する可能性がある。
2.外国人患者の受け入れや、外国人医師、看護師の受け入れが求められる可能性がある。
端的に言えば、外国人が出稼ぎに来ては、困る。と言うことだ。
私は、TPPに入るべきだと思います。
上記1.に付いて、知る話では、かつて、日本では、レーザーイメージャーのフィルムは、あるフィルム会社が事実上独占で、保険点数で、1枚500円でした。その時アメリカでは、200円だったと聞いています。メーカの人は、そのフィルムをキャッシュレジスターだと言っていたのを覚えています。しかし、日本の市場では、許認可が下りないので、外国企業は参入できない。いろいろ既得権益が有ったのでしょう。その後圧力で、緩和されたようですが。
正直、素直に、団体としての利益を懸念しての心配は分かるが、国民のために医師会が言っている様には聞こえない所が、信じがたいですね。
上記2.に関しては、看護師に関してタイ、フィリピンからの受入れを実施しています。日本語の国家試験のため、なかなか合格が出来ないようですが。患者として考えた場合、ある水準を満たしていれば、僕は良いと思いますがね。アフリカのマジナイ師を日本の医師として認めろとか、中国の整体師に手術をさせろなどのレベルの話では無いと思います。マジナイ師は、マジナイ師として、整体師は、整体師としての範囲でしょう。これを逸脱するのなら、当然反対ですが。
消費税がまたしろありにくわれるとおもうと、くやしいおもいですが、なぜしろありたちは死なないのでしょうか、生物にはその寿命がありますが、次々に再生していくしぶとさは、官僚など公務員天国の制度をなくし第二のギリシアをめざしたい。