> 中国マネー  外国資金が、日本を買う
2010年8月
中国マネー  外国資金が、日本を買う
長期金利が下がって、1%を割り込んだ。一方、株価は、9489円と低迷を続けている。要は、企業の先行きを懸念して、株を買わずにより安全な債権へ資金が移動していることを意味している。しかも、7年ぶりの金利。

ここで注意しなくては、ならないのは、資金の多くは、外国の資金。日本企業の将来性を買うのではなく、資産を買っているようなもの。「日本買い」と言うことになる。株を売った資金は、円高を利用して外国通貨に換金して利益を出すのではなく、円のまま持ち続けていることに注意が必要。そして、その目的は何か。目先の利益ではなく、ずばり、日本が欲しいのだ。

中国マネーが、日本の企業買収や土地、国債などに流れている。しかも、多額。一方、日本の円は、彼らの法律で、その逆は出来ない。ドル安とか、ユーロ安の原因もあるが、この「日本買い」が円高を招いている。日本の企業は、優れた技術、特許、ノウハウの塊。これと、中国の製造環境が合わさったとき、21世紀は、米国も追従できない中国の時代になるだろう。

ところが、先を見ようとしない人は、国債の金利が下がった。これだったら赤字国債をもっと、発行しても大丈夫。とか、財政再建を先延ばしして、景気対策を優先しようとか考えるのだろう。郵政改革法案など典型だ。日本の景気が悪いのは、円高が原因で、円高の原因は、膨大な赤字国債だと考えると、「失われた20年、累積した赤字860兆円」は、その証拠。なのに、まだ分からないの。と言いたくなる。
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