> 消費税議論(3)  おかしいよ、その消費税議論(3)
2010年7月
消費税議論(3)  おかしいよ、その消費税議論(3)
菅首相が提唱する「最小不幸社会」。どんなものなのでしょうか。これで思い出すのが、「功利主義」。功利主義について簡単に触れると、人間は、幸福とその対極の苦痛を感じて、行動する。多くの人々のこの幸福を最大化するのが良い方法だと。菅首相の「最小不幸社会」は、この「功利主義」と同じ立ち位置で、評価軸を最大ではなく、最小で計った様だ。
「功利主義」の問題点は、小さな不幸を無視してしまうところだ。例えば、多くの人がイスラム教で、キリスト教はわずかの場合、キリスト教を排除する。キリスト教には気の毒だが、イスラム教の人々の幸せの総和は、キリスト教の排除によるマイナスより大きければ、良しとなる。そこで、おそらくその辺の問題の指摘を考慮に入れて、不幸の最小化を軸として選択したのかな。つまり、人々の不幸の総和が小さくなり、その総和が、少数の幸福より大きければ総和を優先すると。
そこで、ちょっと待てよ。 広く消費税を集め(不幸の総和は大きくなる)、介護などの分野に天下りを通じて分配する(少数の幸福)のは、言っていることと矛盾ですか? 

集めた消費税を、「第3の道」へ流すと雇用が生まれ、経済は成長するといっている。本当に成長しますか? みんなで、ワークシェアーをしたみたいなものでは? 日本の仕事の総量は変わらないのでは。それを多くの人が出来るように配分しただけでは。しかも効率の悪い官の方法で。

今の不況は、円が実力以上に円高になっているところに問題がある。日本の仕事の総量を増やすには、円安になる必要があります。円安になれば、日本製品が輸出され、日本国内に仕事が増えます。これが、成長につながります。なぜ、円高になっているかは、日本の貿易収支、赤字国債、為替、財政支出などを見てゆくと、どうも膨大な赤字国債に問題が有りそうです。つまり、真の問題は、官の効率の悪さです。官と民では、グローバルで鍛えられた民の方が遥かに効率が高いと思います。
消費税10%と同じ43万円が手元に資金としてあるとしたら、あなたは、そのお金を官株式会社へ投資しますか、それとも日本のグローバルに活躍している会社に投資しますか? 官株式会社は、膨大な借金があるので、社員の意識改革がなされない限り、選択しないかも。人件費も高いし。
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