> 円とドルと元  円とドル、手玉に取る中国の元
2010年9月
円とドルと元  円とドル、手玉に取る中国の元
日本は、米国と強調して、中国の元を切り上げるよう働きかけるべきである。今のドル高、円高問題は、元安に起因している。元が高くなれば、中国は必要とする原材料をベトナムに武力攻撃を加え略奪せずとも買えばよい。尖閣諸島の石油や天然ガスを力ずくで取ろうとして、挙に出る必要も無くなる。日本の輸出産業も助かり、日本に職場が戻ってくる。

ところが、驚くことに、元高に反対する向きもある。日本の産業界だ。すでに中国への投資額が大きく、元高になることは、自社の利益にならないと考える企業だ。世界は、中国からASEAN諸国へシフトしているが、中国へ入れ込むあまりシフトが遅れている。チャイナリスクを考えない、政治家と官僚がここでも世界に遅れをとっている。経済界も、経団連会長の「中国船長釈放に容認」姿勢でも明らかだ。

これら遅れに共通するのは、“老”だ。老獪や老練なら良いが、“老害”が見える。逆に立てば、“若”の不甲斐なさかもしれないが。何れにしろ、中国の元を切り上げさせることは、今日ではなく明日の日本にとって大事な気がする。

(日本は、為替介入でドル買い。米国は金利引き下げ。両者で綱引きをしても的外れだ。)
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