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タイトル:   QRコード決済
  QRコード決済
 ITmediaNEWSには、『AmazonがQRコード決済に参入 アプリで使える「Amazon Pay」、中小店舗に照準』と題して、アマゾンジャパンが、実店舗でのキャッシュレス決済サービスに参入する。同社が提供する「Amazonショッピングアプリ」(iOS/Android)を活用し、ユーザーがアプリ画面上に表示したQRコードを店舗側が専用のタブレット端末で読み取ることで支払いが完了する。8月29日から福岡市、東京都新宿区などにある数十の店舗で使える。とある。

 中国などのQRコード決済では、店側のQRコードをアプリで読み取り、決済の完了を店側が確認する。それに対して、Amazonが日本に導入を図るQRコード決済は、店側がスマホに表示されたQRコードを読み取る。一見、海外とは逆で、異なる仕組みのように見える。だが、Amazonがお店、店舗がその利用客とみなせば、仕組みは同じとも考えられる。

 さて、こうしたシステムが、日本独自の会社から出てこないのが、今の日本の問題かも知れない。政府は、さらにバカな事にサマータイムの導入を検討しているという。これでは、日本のITは、決定的に海外と比べて、後塵を拝してしまう。

 私は、サンデープログラマーと自称して、プログラムを作る事に興味はあった。それもCPUのアセンブラとVisual Basic を転がす程度の事だった。それが、有るきっかけで、Webページのメンテナンスの手伝いを頼まれた。それがおっとどっこい、中心で係わる事になる。なぜって、人がいないんだよ。それが、日本のITの現状だよ。

 ITだ、SNSだ、何だ、カンダを偉そうに論じる輩は、腐るほどいる。だが、キーボードの前に座って、作れる人がいない。1000人集めても、1人いれば、良いほどだ。だが、その人には、その人に見合った別の才能が有り、仕事が有る。本当は、ページ作りでキーボードの前になんかに座りたくはない。

 サマータイムを持ち出せば、否応なく、システムの改変で忙殺される。本来だったならば、AIやQRコード決済もそうかも知れない、そういったシステム作りをやってみたいと思っている。サマータイムは、そうして、わずかに残ったエンジニアを現状のシステム改編で謀殺する。日本のIT業界にとって、これ程、無駄で、害を与える話はない。

 どうせバカな役人の発想だろう。それに踊らされる看板代表、そんな姿が目に浮かぶ。そこに固有名詞を当てはめれば、オリンピックの組織委員会のあの人と、その取り巻きか。

 もっとも、日本のAI研究は、世界と比べて、周回遅れも良い所だ。日本のAI研究は、理化学研究所の老人連中が中心のようだ。予算がたっぷりでも、それでは無理ではないかな。

 理化学研究所と言えば、例のSTAP細胞騒動で話が有った所だ。当時の記事を拾うと、読売新聞には、『理研、終身雇用を4割に…「任期付き」から選抜』と題して、日本最大級の研究機関・理化学研究所(理研)は、60歳の定年まで働ける長期雇用の研究者を、将来的に全体の4割に増やす方針を決めた。

 任期付きで雇用されている研究者を選抜し、定年まで雇用する新制度を4月から導入する。などとある。

 そう言えば、STAP細胞で、記者会見に出て来た連中は、白髪頭のジジイばかり、そんな印象を持った。そんな連中が、政府から、税金で補助を受け、AIすなわち人工知能の研究をする。

 税金で飯を食うようになった理研は、社会の役に立つような研究成果が出なくなった。そんな事が云われて久しい。その原因が、養老院でもあるまいし、年を取った白髪の研究者の終身雇用の墓場となったためでは無いのか。

 AI将棋がプロ棋士を負かしているが、そのプログラムを開発した人は、理化学研究所のジジではない。若い人が学生時代に手掛けた。税金で飯を食う連中とは、対局に居る若手だ。まさに、役人的発想が、日本のIT業界をダメにする。周回遅れも当然の結果だ。サマータイムの導入は、メリットよりもデメリットが大きすぎる。