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タイトル:   驚きの「河野談話2」
 産経新聞には、『河野防衛相が涙ぐみ… 地上イージス配備計画「撤回決定」自民部会で説明』と題して、 河野太郎防衛相は25日の自民党国防部会などの合同会議で、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の秋田、山口両県への配備計画について、24日の国家安全保障会議(NSC)で断念を決定したと明らかにした。代替の配備候補先を見つけるのも困難であると説明した。「イージス・アショア」の国内への導入自体が見送られる。とある。

 その理由として、迎撃用ロケットの1段目の殻が、民家に落下しないと言う保証が、100%でないからだと言う。にわかに信じがたい理由だ。

 地上配備型迎撃システムの目的は、核ミサイルを持つ国が、我が国と戦闘状態ないしは、それに準ずるような状態になってしまったとき、核が搭載された敵方のミサイルを迎撃するのが目的だ。敵のミサイルが都市に着弾すれば、数百万人の命が失われる。それを民家の庭先に1段目のロケットの燃えカスが、100%では無いが落ちて来るかも知れないから、配備を止めると言う。100%ではない。それも、かも知れないからの藩中だ。

 敵から核ミサイルを撃ち込まれる様な戦闘状態ないしは、それに準ずるような緊張状態になってしまったときは、そもそも庭先で、花など摘んでいる生活が成立しないかも知れない。落下が予想される地点の住人には、警報と同時に地下壕など安全な施設へ逃げ込んでもらうとか、落下に対して被害が有れば、保証を考えても良いと思う。それを常識的に考えて、あり得ぬことだが、配備を止めると言う決断を防衛大臣がする。まったくもって、にわかに信じがたい話だ。何かの間違いだろう、或いは、配備中止には、他に理由が有るのだろうと思いたかった。

 所が、昨日の深層ニュースに生出演した河野防衛大臣は、その決断理由を確認されると、ニュースに報道されたとおり、「迎撃用ロケットの1段目の殻が、民家に落下しないと言う保証が、100%でないからだ」と言う。敵ミサイルを迎撃できないなどの技術的問題が有って配備を見送ったのかとも聞かれると、そうした技術的問題は無いとキッパリ答えた。さらに、都市に落ちれば、何百万人の命が失われる。それを民家の庭先に燃えカスが落ちるかも知れないからと言う理由で中止すると言うのは、可笑しくないかと聞かれると、その質問には直接答えず、茶を濁す返答が返ってきた。

 防衛大臣として「イージス・アショア」の国内への導入を庭先に燃えカスが落ちるからと言う理由で止めたことに関して、どうやら、まずい事だと自覚しているようだ。気が触れた訳でもなさそうだ。高い地位にある者が、正常な思考回路を持ちながら可笑しな決断を下す。映画のシーンならば、敵のスパイ活動によって、脅されて、或いは、洗脳されて本音とは違う決断をわざわざ表明する。そんな事が想定される話だ。これは現実で映画ではないが、マスコミは、そっちを疑って、深層を探ってみると何かが出て来るかも知れないぞ。

 河野と言えば、彼の父親の「河野談話」が日本を貶めた事件として歴史に残る。いわゆる慰安婦問題だ。慰安婦は、業者によって広く公募されたとするのが、歴史的事実だ。広告を出したら、金目当てで、応募が殺到する。そんな時代なのだろう。この事実を裏付ける証拠は、山の様にあるとされる。それを「河野談話」で事件に格上げする。
 談話が出された背景に、河野氏に陰に陽に韓国の関係者から工作が有った事は、後に知られた話だ。今回の中止の決断を「河野談話2」とするならば、そこには何かありゃせんか、疑ってみるのが、妥当だろう。

 配備に強く反対をする国は、北朝鮮と中国だ。どちらもスパイ活動は得意と来ている。野党の反対でスパイ防止法が無い我が国は、スパイ天国などと揶揄される。その日本でのスパイ活動として思い出すのは、民主党政権だ。民主党の反対でスパイ防止法が作れない日本では、機密書類が勝手に持ち出される様だ。以前の時事通信の記事に、『中国元書記官を起訴猶予=外登証の不正取得事件―東京地検』、 外国人登録証を不正取得したとして、外国人登録法違反(虚偽申請)と公正証書原本不実記載・同行使容疑で書類送検された在日中国大使館の李春光・元1等書記官(45)について、東京地検は5日、起訴猶予処分とした。地検は「外交特権を有する時の行為であり、既に離任し帰国しているため」と説明している。とあった。

 この人物は、確か、中国のスパイだったよね。中国人民解放軍総参謀部の出身とされ、玄葉元外相の松下政経塾当時のご学友と言う肩書きだ。それが、日本の農水機密に関する書類を所持していた人物だ。警視庁の調べでそれが解っている。それを渡したのは、民主党になって、協議会の代表以上が目に出来る機密書類である。互いに面識もあり、渡したと疑われるが、当の本人は、そんな事は無いと言っている。鹿野道彦農水相と筒井信隆農水副大臣という現職の農水省最高幹部2人が手に出来る書類だ。不思議だ。書類が、念力でコピーされると言っている様だ。

 当時の民主党幹部は、そんな書類は知らないと言う。警察に逮捕されるも、それでは、起訴猶予となり、書類を持って中国に帰された。警視庁の調べでは、この中国人スパイ、親中団体に「研究員」と称し、更なるスパイを送り込むことも画策していたとあった。表向きは、建築家だったり、ビジネスマンだったり、色々なのだろう。だが、中身はスパイだ。その更なるスパイを送り込んだ一人が、こうした事件を起こす。

 ハニートラップも有ったね。実例では、検索で「橋元 ハニートラップ」と入力すれば、山の様に出て来る。中でも橋元前首相の話が有名だ。ハニートラップとは、女性工作員を使って、色香で男を操る。そう言えば、後の検証作業で、ある時点を堺にして、橋元前首相の中国政策は、明らかに変化したともとれる時期が有った。その発端が、ホテルニューオータニ事件だとされる。

 橋元前首相に関して、思い出すのは、ホテルニューオータニで、ちょこちょことした足取りで小走りに歩く橋元前首相の姿を目にした事だ。意外とちっちゃいんだなと思った。日本に来る外国人を泊めるには、ホテルニューオータニは、利便が良い。田舎ッペのアメリカ人でも迷わずに来れる。問題は、次の日だ、何せ電車の乗り方が分からぬ田舎ッぺを迎えに行く必要が有り、ホテルニューオータニのロビーで待つ。その時、橋元前首相がロビーを数人で横切るのを目の前にした。

 確かに、あんなに不用心なら、橋元氏の前に白いハンドバックでも落とせば、橋元氏は拾うだろう。ハニートラップの始まりだ。問題は、これが1人2人の話ではない事だ。中国の場合、あらゆる階層、あらゆる所に及ぶとされる。あの村山談話のなぜにもそうした裏があるとされる。

 マスコミさん、深層を探ってくださいよ。