Yahooニュースを開くと、『中国が台湾を武力攻撃した時にアメリカは中国に勝てるか?』と言う見出しが目に入る。記事に目を向けると、8月6日、アメリカ元軍人が「アメリカは中国の台湾侵攻をうまく撃退できるか?」を発表し、「アメリカが敗北する可能性が高い」と分析した。26日、中国はグァム・キラーと空母キラーミサイルを発射した。このような中、日本は何を考えているのか?とある。
記事には、アメリカが負ける要因として、
1.中国は、まず、宇宙にあるアメリカの通信ネットワークを破壊するだろう
2.アメリカは、勝っても負けても、その後、数千億ドルと言う巨額の戦費に苦しむことになる。
3.台湾とアメリカは、6000海里も有り、防衛予算の維持は、アメリカ経済を破滅に導く
4.アジアにあるアメリカの友好国に対して、防衛協力が得られれば、中国は、武力行使を思い止まざるを得ない
5.台湾が、自国の防衛に努めれば、北京の共産党指導者は、潜在的なリスクを冒さなくなる可能性がある
などを掲げている。同じことだが、日本自身が、自主防衛の道を歩まなければ、アメリカは、結果として日本を守れない事を言っている。
記事では、何としても台湾を中国のものとするために、中国は巨大な戦略を進め、第一列島線だけでなく、第二列島線までをも掌握しようとしている。尖閣諸島周辺に対する中国公船の侵犯は、まさに第一列島線占拠を常態化して台湾を巡る米中戦争が勃発した時には、尖閣を中国の領土として戦略拠点の一つにするつもりなのである。
そうした情勢に対して、1992年に中国が領海法を制定して日本の領土である尖閣諸島を中国の領土として明示した時、日本は何も反対せず、むしろ天皇陛下の訪中を実現させて、事実上、「尖閣諸島を中国のものと規定した中国の領海法を認めます」というシグナルを中国に送った。
そして今、中国発のコロナが全世界に蔓延し、日本国民全員が、こんなにまで大変な日夜を強いられているというのに、中国公船の尖閣侵犯に対して激しく抗議しないばかりか、その国の国家主席である習近平を国賓として日本に招くことを否定もしていない。と書いてある。
記事の台湾を日本の尖閣や沖縄と読み替えると、日本も台湾と変わらず、有り得る同じシナリオが見えてくる。日本で中国の為に働く政治家と言えば、二階幹事長を挙げる事が出来る。出来の悪い政治家たちは、面倒見が良いとされる二階幹事長の派閥にすり寄る。つい最近では、ポスト安倍の候補として、マスコミが推す石破氏が、二階幹事長にしっぽを振っていると言うではないか。石破と言えば、日本の防衛を論じたら、自分の右に出る政治家はいないと自負する御仁である。その政治家が、総理になりたいと言う我欲の為に、有ろう事か、中国のために働く二階氏にすり寄る。全く以って有ってはならない事だ。
そうした事を応援するかごとく、テレビは、人をだますのが仕事の芸人を要して、安倍批判を繰り返す。TBSの番組などは、コロナに託け、日本共産党の委員長を毎回出席させて、彼らの論理と言い分を報道する。NHKを筆頭にチャイナスクールの圧力でテレビ局が、中国と交わした協定に従って、中国の悪口を報道しませんと言う。アメリカのトランプ大統領の悪口を連日報道しても、決して中国の習近平氏の悪口を報道しない訳が、日本のテレビには、ちゃんと有る。そんな事も知らず、テレビが垂れ流す低俗番組に笑顔を絶やさず、テレビが言えば、ゴキブリだって食しかねない日本の国民に、まともな未来が有るのか、疑問だ。
アメリカがダメなら、中国と旨くやろうなどと言う話は無い。1972年の日中国交樹立の時に、中央大学院大学の西内雅教授が入手した「國民新聞社」に中国共産党秘密文書「日本解放第二期工作要綱」なるものがある。そこには、「我が党(中国共産党)の日本解放の当面の基本戦略は、日本が現在保有している国力の全てを、我が党の支配下に置き、我が党の世界解放戦に奉仕せしめることにある」。とある。
中国が示す第一列島線、第二列島線と合わせて考えれば、尖閣を奪い、沖縄を奪い、日本を支配下に置いて、世界侵略の手先に使う気だ。そこには、決して平和などない。当然、「群衆掌握の心理戦」と称して、そこには、共産党は無論のこと、社民党や民進党の様な、反日日本人を国会に挙げる情報戦が、含まれる。
中国の紙幣に印刷されている毛沢東。彼は、「世界は我々が支配するとき初めて平和になる」と言い、「将来は地球管理委員会を設立し、地球全体の統一計画を作る事になるだろう」と言った。 「日本解放第二期工作要綱」の「第一期」、「第三期」の文書は確認されていない。だが、日本への工作の基本戦略として、「日本が現在保有している国力の全てを、我が党の支配下に置き、我が党の世界解放戦に奉仕せしめることにある」と書かれている。
日本の侵略に成功した暁には、日本人を彼らの戦争の先兵に使う。そう書かれているのだ。にも拘らず、日本には、民主主義を否定し、独裁政治を目指す日本共産党が存在する。そんな共産党国家を目指すのは、共産党ばかりではない。民進党の支持母体には、共産革命を夢見る団体がいくつも存在する。日教組などは、日本の国歌や国旗すら認めていない。どこの国の為に存在しているのやら、分からぬ連中だ。
そろそろ、自分たちの目で現実を見て、自分の頭で考え、守るべきものは何かを自問しなければならないのではなかろうか。護憲だなどと馬鹿を言っていられる時間は、無くなってきている。出来る事は、低俗番組から目を離し、チャンネルを変えるだけではない。次の選挙では、まともな政治家は、誰なのか、手に持つ一票を無駄にしない事が、日本の安全を守るとても大事な意思表示と言える。