NEWSポストセブンには、『ワクチン「打つか」で大論争! パニック恐れて公表されない「コロナ感染は1%以上」という衝撃データ』と題して、2021年も、まずは国民の最大の関心事はコロナ禍をどう克服するかだろう。欧米ではすでにワクチン接種が猛烈な勢いで進められており、その効果に期待が集まっているが、実際に効果があるのか、重篤な副反応などは出ないのかがはっきりするには、数か月から数年かかると見られている。
『週刊ポスト』(2021年1月4日発売号)では、国民の意見が真っ二つに割れている22のテーマについて、それぞれ専門家が異なる立場から主張を展開している。そのなかで、コロナワクチンを接種すべきか、まだ様子見すべきかを論じ合ったのが、ナビタスクリニック理事長で一般社団法人医療ガバナンス学会代表理事の久住英二氏(接種派)と、新潟大学医学部名誉教授の岡田正彦氏(様子見派)だ。それぞれ傾聴に値する視点で論じているが、打つか打たないかとは別に、両氏は取材で国民が知らないコロナの真実をいくつも明らかにしていた。この記事では、本誌に収録できなかった、注目すべき両氏の指摘を紹介する。とある。
この対談、テレビでも見た。その時の印象は、ナビタスクリニック理事長が、研究論文やら具体的数字を挙げて論拠を説明してるのに対して、今回の新型コロナウイルス感染症対策分科会の重要メンバーである岡田正彦氏は、どちらかと言えば、数字も無く、参照論文も無く、俺は、専門家と言う権威だけで、言う事を聞けと言う感じだった。今回は、その報道されていない部分を記事にしたと言うが、それがこれかと言う部分だ。
ナビタスクリニックの久住英二理事長は、市中の感染者は、都が発表している数の何倍もいるのではないかと言う。その論拠として、都内中心部の医療機関や世田谷区が独自に実施したPCRの検査結果に基づいて説明をしている。それに対しての岡田正彦氏の意見は掲載されていない。もっとも、岡田正彦氏と言えば、社会的検査としてのPCR検査を必要ないと一刀両断した人だ。新型コロナウイルス感染症対策分科会の重要メンバーとしてそれを言えば、日本のPCR検査が、どの諸外国のPCR検査数と比べても、桁違いに少ない訳がそこに有るのかも知れない。これについては、私の過去ブログを参照して欲しい。この2人が、ワクチン接種でも意見の方向が、真っ二つに割れていると言う。それがこの記事の主題になる。
ナビタスクリニックの久住英二理事長は、ワクチン接種を自ら率先して打つと断言をした。一方、慎重派の岡田正彦氏は、本人は、打つのか打たないのか、はっきりしない。だが、ワクチン接種に対して、岡田正彦氏は、その否定的な理由として、ワクチン接種が起こすかも知れないアナフィラキーショックを挙げた。2つ目の理由として、ワクチンでは、感染は、防げないと言い、安心感から、返って感染拡大の逆効果を生むと言う。簡単にまとめると、そういう趣旨になる。
更に、岡田正彦氏は、人類は何度もパンデミックに襲われるが、ワクチンなしで収束した。今度も大丈夫だと言う。世界で起きている現実は、感染拡大によって、多数の死者が出ている。そうした現状を知っての発言なのだろうかと、耳を疑ってしまう。新型コロナウイルス感染症対策分科会の重要メンバーでありながら、岡田正彦氏は、社会的PCR検査を否定し、今度は、ワクチン接種を否定するのかと、いささか呆れる感がする。
さて、感染症に対して素人の私でも調べればわかる事がある。この対談の時点で、既に何百万と言う人がワクチン接種を終えている。その中で、どのくらいの人が、岡田正彦氏の言うアナフィラキーショックで亡くなったのか。その数字も出ている。仮に、もし、その何百万と言う人が新型コロナに罹患すれば、何人が亡くなる可能性が有ったのか、その程度の数字の比較なら素人にも理解できる。明らかに、感染症の専門家を自負する岡田正彦氏の言っている事は、間違っていると思う。2つ目の、岡田正彦氏の言うワクチンが、返って感染を拡大させると言う考えは、有りそうも無いが、そう、日本でも3月頃からワクチン接種が始まり、その数によっては、今年の年末には、岡田正彦氏が正しいのか、素人の私が正しいのか、決着がつくだろう。
肝心な所を報道しないテレビ。それが最も悪いと思う。だが、それにしても、日本の場合、専門家と称する権威に問題が有る気がする。それは、日本学術会議の問題と同じ匂いかも知れない。だが、何故、素人の私でも首をかしげるような事を言うのか、専門家として本当にそう思っているのか、それとも政治的意図が裏に有って、そうしたイデオロギーに従う事が、国民の生命より大切だと信じる御仁なのか。まあ、ワクチンに対しる予測が、年末までには結果が出るでしょう。繰り返すが、私はワクチンの効果を信用せざるを得ないと思います。一方、新型コロナウイルス感染症対策分科会の重要メンバーに選ばれた岡田正彦氏は、上記の通り、感染はかえって拡大すると言う。年末になった時、その感染は、岡田正彦氏の言う通り拡大しているのか、それとも、ワクチンによりコントロールされているのか、その結果が出るのは、年末を待たずとも分かるでしょう。もし仮に、素人の私の予測が当たり、新型コロナウイルス感染症対策分科会の重要メンバーに選ばれた岡田正彦氏のいう事が外れた結果になった場合、本人は、岡田正彦氏を推挙した人は、世間は、テレビは、どう反応するのでしょうか。