会談提案を拒否 REUTERSには、『イラン大統領、米大統領の会談提案を拒否 「協議は誠実さ必要」』と題して、イランのロウハニ大統領は、トランプ米大統領による会談の提案を退ける姿勢を示した。
米国はイラン核合意からの離脱に伴う制裁猶予が期限切れとなることを受け週内に一部の制裁措置を復活させる方針を示しており、イランが制裁復活を回避したい場合はミサイル・核プログラムについて交渉の場に着くよう呼び掛けている。
これについてロウハニ大統領は国営テレビで生中継された演説で、「われわれは常に外交と協議を重んじているが、協議には誠実さが必要だ」とし、「米国はイランに対し制裁措置を導入し、(2015年の)核合意から離脱した。そのうえでわれわれと協議する意向を示している。トランプ大統領の直接交渉を巡る呼び掛けは選挙を前にした国内向けの姿勢に過ぎない」と述べた。とある。
イラン核合意とは、イランは、核兵器に転用できる高濃縮ウランや兵器級プルトニウムを15年間は生産せず、10トンあった貯蔵濃縮ウランを300キロに削減。1万9千基あった遠心分離機を10年間は6104基に限定する。と言う物。ただし、15年以降は、この限りでないとなれば、核開発を行えると言うお墨付きを与えた事にもなる。トランプ大統領の核合意離脱も、それなりの理屈が成り立つ。
これに対して、日本のマスコミは、イラン核合意の中身には触れず、イスラエルがどうとか、だからトランプは、と言う様な論調、あるいは、中間選挙を目当てに、トランプの選挙対策だと言う論調、左翼政治の意図的なプロパガンダであるまいし、政治的偏りのない報道を務めて欲しい物だ。
と言うのは、日本のタンカーの80%が通るホルムズ海峡が、イランによって封鎖されるかも知れない。これは、9条を掲げれば、平和だなどとバカを増やせば済むと言う、そうした問題ではなくなるかも知れないからだ。