記事の個別表示(修正可)
タイトル  総裁選
本文  
  総裁選
 JIJI.COMには、『石破氏、秋の改憲案提出を批判=安倍首相の手法問題視―自民総裁選』と題して、 9月の自民党総裁選への出馬を表明している石破茂元幹事長は17日、衆院議員会館で記者会見した。

 憲法9条改正を重視する安倍晋三首相が秋の臨時国会に党改憲案を提出する意向を示したことについて「スケジュールありきだ」と強く批判。国民に対する政府の説明責任を定めた条項の新設などを優先課題に挙げた。

 3選を目指す首相は憲法改正の機運を再び高めることを狙い、改憲を総裁選の争点に据えたい考え。石破氏はこれを受け、首相との立場の違いを際立たせるとともに、首相の手法に問題があることを明確にし、論戦を有利に運ぶ思惑がある。とある。

 両者の最大の違いは、憲法9条の扱いだ。石破氏の言っている事は、正しい、その通りだ。だが、現状において実現できる可能性は、まずない。安部氏の言っている事は、ややもすれば、矛盾を含む。だが、現実問題として、70年以上も改正できなかった憲法の改正案が通る可能性が大きい。

 私が選択するとすれば、政策を実現する政治家としての安倍氏と言う事になるのだが、石破氏は、なぜ、青臭い学者の様な正論を敢えて掲げるのか。そこに疑問が生ずる。

 そんな時、寺本隆裕の「独立して食える人喰えない人」の本の宣伝コピーを見た。ネットの動画では、3つの事を言っている。その中の一つに、新聞を読むなと言っている。2000万円以上稼ぐ人は、0.4%の人。人と同じ事をやっていては、稼げないと言う考えだ。これを総裁選と絡めてみよう。

 政治家として、盤石な安倍政権に対抗するには、他の政治家と同じことをやっていたのでは、活路を開けない。それが理由だな。そこで、①安倍路線から離脱する。次に、②青臭いと言われようが、大衆受けする正論を掲げる。政治家からの票を稼げなくとも党員の票は入ると考える。まあ、単純に分析すれば、そんな所なのだろう。

 だが、問題は、「大衆は常に間違う」と言う諺だ。マスコミも盛んに石破氏を担ぐ。猿の惑星と揶揄される国民と党員の評価が同じなら、「大衆は常に間違う」に従い、日本はつまずく。確実につまずく。真実の歴史に嘘はない。党員票を稼いで、総裁選に勝利したとしても、青臭い学者の様な正論を堅持すれば、政治は息詰まる。

 現代ビジネスに『大塚家具・久美子社長と石破茂が陥っている「同じ勘違い」』と題して、大塚家具が経営不振に陥っている。大塚久美子社長が当時、会長だった創業者で父親の勝久氏から経営の実権を奪ってから3年半。同社が示す教訓は会社経営にとどまらない。政権運営にも通じる。同じ勘違いをすれば、政権も迷走するのだ。とある。要は、実現出来ない事を掲げても意味が無いのだ。
...31323334353637383940...