資源ゴミ 毎日新聞には、『<資源ゴミ>中国「輸入禁止」で廃プラ・古紙はどこへ』と題して、中国の首都・北京は人口2000万人を超える巨大都市です。特に市内東部に位置する「朝陽区」は人口は約350万人。1日当たりのゴミ排出量は4000トンを超えるといいます。そのゴミ焼却施設を毎日新聞中国総局(北京)の赤間清広記者が現地取材しました。とある。
ごみの資源化と称して、その費用を消費者が負担をする。有料ゴミ袋を自治体が義務付ける。そんな事が行われて、久しい。その昔は、ごみの処分費用は、税金の中に含まれていた。リサイクル資源になる物は、金属など、それを回収するくず屋と言う業者が居て、金属も、その種類によって、分別され、消費者には、その場で、現金と言う形で、還元された。有料ゴミ袋を導入してからは、そうした業者は姿を消し、資源ごみも、プラスチックと紙に限定された。金属などは、その種類に限らず、不燃ごみとなった。
何かおかしい。と言う事で、岩波だったか、何だったか定かでないが、リサイクルの嘘に関して暴露した本を読んだ記憶がある。プラスチックなどは、リサイクルと称しても、その中身は、殆どがリサイクル業者に渡され、リサイクル業者は、さらに別の業者に流す。そうした事を、物の観点でリサイクル率を計算すれば、なんと5%にも満たない事が分かったと言う話だ。95%は、結局、リサイクルと称して煙として燃やされていた。消費者から有料ゴミ袋として税金として徴収しても、その実態は、リサイクルとは遠い話で、これをその著者は、嘘と言った訳だ。
業者、業者と流れた先は、中国だったと言う事だ。その中国が、ごみの受け入れを止めた。自治体と一緒になって既得権益を手にしていた自治体と中間業者が困ったと言う話だ。リサイクルと絡めた有料ゴミ袋は、徴税の為の方便。消費者は騙されている。そんな匂いがするが、どうなんだろうね。