復旧の遅れ 毎日新聞には、『<北海道震度7>上水道復旧遅れ 5市町6000世帯で断水』と題して、 最大震度7を観測した北海道の地震で、上水道の復旧が大きく遅れている。電気や交通などの生活インフラはほぼ日常に戻ったが、厚真(あつま)町や安平町など5市町約6000世帯で断水が続き、生活再建の見通しが立たない。一方、厚真町の土砂崩れ現場では、安否が最後まで分からなかった山本辰幸さん(77)の死亡が確認された。とある。
震災の後、電気の復旧が早い事は、理解できるし、過去の事例でもその通りだ。問題は、水道とガス。この両社では、ガスが長引くだろうと予想されるし、過去の事例もそうだった。ガスは、安全確認が難しいので、遅れるだろうと考えられる。
そうした事を考慮に入れると、何を備えるべきか。考えると、カセットこんろかなとも思った。だが、水道が一カ月以上と来れば、ガスは、最悪で2カ月ですか。そんな量を備蓄する事は、現実的ではない。3日の備蓄が、1週間に変わり、こうした事例を見て行くと、1週間とは、救援を待つまでの期間と言う事になる。その救援も、東京などの大都市では、1週間では難しいかも知れない。
そもそも非常食として、乾パンとか言われるが、そうした物は、メーカーのご都合だ。1週間とかそれ以上の期間になれば、乾パンなどかさばって、置き場所が見つからない。我が家では、コメを5K余分に買って置いて、それを使う。もしもの時に、5K+アルファのコメが有れば、当面は、大丈夫だろう。その後必要なのは、水とガスだが、電気が通れば、水が有ればと言う事になる。
一人当たり最低でも2リットル。30日で計算すれば、60リットルだ。この量も一般家庭では、備蓄するには、現実的ではない。何か、川の水を浄化して、飲み水にする装置はないのかと探せば、世の中には有るね。ただ、個人で所有するには、デカすぎる。デカすぎると言っても、車に乗る大きさだ。処理能力は、意外と大きい。こうした装置を備える事を、市町村レベルで検討してほしい物だ。