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タイトル  中ロ首脳会談
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  中ロ首脳会談
 JIJI.COMには、『経済・軍事で「蜜月」誇示=中ロ首脳が会談』と題して、ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は11日、ロシア極東ウラジオストクで会談した。

 習氏は11日に開幕したロシア政府主催の「東方経済フォーラム」に初出席。ロシア軍が11日に極東やシベリアで開始した大規模軍事演習に中国軍も参加しており、両首脳は経済・軍事面で「蜜月」を誇示した。とある。

 蜜月を誇示と有る。誰が誰を意識して何を誇示したかと言えば、中国とロシアが、アメリカを意識して経済と軍事で力を誇示したと言う事になる。

 今は、クリミア問題で制裁を受けるロシアだが、G8の中の一国として、互いに経済的には、もともと結びつきが有る。それが、なぜ、アメリカを相手に力を誇示せねばならないかと考えれば、今、中国も、ロシアも自国の利益を考えれば、トランプ政権だからだと言う事にも行き当たる。中国は、知的財産権保護の問題から派生した関税問題が有る。ロシアは、クリミア問題で経済制裁を受けている。両国とも、それらの問題を回避したい。その為に力を誇示する。国際問題は、力が無ければ、話し合いすら始まらないからだ。力の誇示は、国際問題関係にあっては、まあ、ドアノックみたいなものだ。

 それに対して、トランプ政権は、静かだが、アメリカ政府としては、水面下で行われている交渉に、影響を与えているのだろうね。だが、皮肉なことに、トランプ氏の関心は、そうした国際問題よりも、おそらくは、目前の中間選挙かも知れない。次は、誰が何を目的としてパーフォーマンスが行われるのか、年末にかけて、注目したい。
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