解任提案? JIJI.COMには、『トランプ氏解任提案か=司法副長官が昨年春―米紙』と題して、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は21日、ローゼンスタイン米司法副長官が昨年春、大統領が職務を果たせない場合の対応を定めた憲法規定を使って、トランプ大統領を解任することを周囲に持ち掛けていたと報じた。とある。
また、同氏は声明で、「タイムズ紙の報道は不正確で、事実として間違っている」と全面否定した。同氏はモラー特別検察官が指揮するロシア疑惑の捜査を統括している。 ともある。
このニュースをこう受け取った。トランプ氏に関して言えば、ロシア疑惑は白。中国の金で汚れたクリントン陣営が仕掛けた罠とでも言おうか、マスコミの報道は、間違っていた。一方、トランプ氏の能力に関しては、大統領としての資質に欠け、職を果たしているとは言えない。解任する必要が有ると周囲の高官は考えている。そう受け取れる。
事実はどうなのだろうか。北朝鮮の非核化と朝鮮半島の非核化の意味も分からず、ツイートしてしまう大統領。確かに大統領としての資質に欠ける。米朝会談のお粗末さでも分かる通りだ。実態は、記事の通りかも知れない。
資質ね。かと言って、何もできなかった、しなかったオバマ前大統領に資質が有るのかと問えば、そこも疑問だ。平均と呼ばれる一般人が、あるいは、民主主義の選挙と言う仕組みが、優れた人物を選べるのかと言う基本的な問題だとも言えるのではなかろうか。人気投票で選ばれれば、能力があり、それを資質と言えるのか。そんな事は無いだろうと言うのが、常識的思考から考えての結論だと思うけどね。
人間誰しも完ぺきではない。その視点に立てば、その欠点を補うのもまた人間だ。組織と言う事になる。人々に好かれる資質が有れば、組織の人達が彼を支える。俳優上がりのレーガン大統領がそうだったと言われる。本人は、テレビを見て大笑いをして時間を過ごす。職務は周囲の高官が遂行する。トランプ大統領の様に、勝手に物事を決めない。周囲に従う。それが民主主義と言えるのかと問われると、そこもまた、疑問だけどね。