賠償請求 北海道新聞には、『コープ、北海道電力に賠償請求へ 停電で食品廃棄 9億6000万円損害」と題して、コープさっぽろ(札幌、組合員数170万人)は6日、札幌市内で理事会を開き、胆振東部地震による大規模停電(ブラックアウト)で発生した損害の賠償を北海道電力に請求する方針を固めた。食品廃棄による損害は9億6千万円に達しており、取引先の企業、団体と連携し、近く北電に賠償請求の書面を送る。道内の流通大手がブラックアウトによる損害賠償請求に動くのは初めてとみられる。とある。
北海道の停電は、やむを得ない自然災害とすべきか、それとも事前に予想しえた人災なのか。まず、そこに判断の分かれ道があると思う。結果として、停電が長時間に及び、冷蔵庫など食品を破棄せざるを得ない損失が出た。損失額は、明確だ。
訴えでは、「大規模電力を一極集中させたことで事故リスクが高まった」としている。集中させれば、何かあった時にブラックアウトになってしまう事は、想定出来たはずだと言う事なのだろう。
だが、大規模電力を一極集中させる事は、責任を問われる問題なのかとも言える。例として、北海道の荒野に、発電施設が出来たとしよう。発電機は、1台だけ。発展とともに、原子力発電施設の提案も有ったが、反対運動で実現しなかった。やむなく、村の生活は、その1台に頼る事になる。ある日、地震が来て、発電機が止まる。その責任は、電力会社が悪いと訴えられた。そんな話に似ている気がする。
訴えたのは、コープですか。コープと共産党の関係は、どうなんだ。ネットで調べるも、否定はしてない様だ。原発に反対し、反対運動を展開したのも共産党。なんにか、その辺に、政治的思惑が漂うただならぬ匂いがする話の様な気がする。しかも、場所が北海道だ。真実は、どうなんだろうね。そして、判断は、どう下されるのだろうか。