インド JIJI.COMには、『中国念頭に対日関係強化=「インド太平洋」戦略を共有-インド』と題して、インドのモディ首相が2014年の就任以来、安倍晋三首相と毎年、互いの国を訪問し合うシャトル外交を続けているのは、南アジアへの浸透を図る中国を念頭に、日本との関係を強化するのが狙いだ。インドは今年に入り、中国とも関係改善を進めているが、一方で自国周辺に影響力を及ぼしている中国への警戒は緩めていない。とある。
「中国への警戒は緩めていない」、これは大事な事だ。国際法を守らない中国は、国家間の条約も時として破る。それに比べれば、韓国の歴史歪曲なんぞは、かわいい物かも知れない。
その数ある例の一つとして、チベットが有る。平和を希求するチベットは、中国と「平和協定」を締結する。締結後、警戒を解いたチベットに対して、それを見るや、中国は、人民解放軍を送り、軍事占領した。占拠後は、漢民族がすべてを支配をする。そうした事の連続だ。
尖閣問題も同じだ。1970年中国自身が発行した中国の地図には、尖閣は日本の領土と書いてある。にも拘らず、日本の排他的経済水域を無視して、資源探査を行い、日本の領海を侵犯し、公船を出し、尖閣周辺に石油や天然ガス掘削の為のやぐらを建設する。完全なる国際法違反だ。
そもそも共産党などと言う政治集団は、嘘を主軸に出来上がったものだ。中国のことわざに、「騙される方が悪い」と有るが、共産主義国家とは、そう言う物だと心しなければ、ならないと言う事だ。 北朝鮮が、約束を守らない事でも、日本の国民は、分かっているはずだ。拉致問題の解決でも、彼らは、約束を守らない。これが、共産主義の本質だ。
その中国は、日本を侵略国だと非難する。一方で、中国は、軍事力を強化し、近代化を進める。その目的は何か。中国が言う通り、日本が本当に侵略国ならば、戦後のアジアに血が流れる事は無かっただろう。だが、現実は違う。戦後、武力によって他国民の血を流し、領土を広げた国は、中国だ。国際法の定義では、侵略国とは、明らかに、中国の事を言う。
こうした現状が有るにも関わらず、日本では、立憲民主やそれに追従する野党が、反日日本人の声を代弁し、中国の主張を日本国内で繰り返す。護憲派は、9条が有れば、平和だと論じる。日本の憲法を平和憲法だと言う。平和憲法が有れば、自衛隊も必要ないなど、今ある自衛隊の存在すら認めようとしない連中までいる。
だが、戦争放棄を謳った日本の憲法は、反戦憲法であるが、平和を維持する為の仕組みがない。その意味では、決して平和憲法ではない。約束を守らず騙す野党、騙される国民の構図が日本を悪くする。
中国が軍拡を進める目的は、世界解放戦と称し、すなわち、彼らの解放戦とは、共産党独特の言い回しで、我々からすれば、侵略されると言う事だ。
1972年の日中国交樹立の時に、中央大学院大学の西内雅教授が入手した「國民新聞社」に中国共産党秘密文書「日本解放第二期工作要綱」なるものがある。そこには、「我が党(中国共産党)の日本解放の当面の基本戦略は、日本が現在保有している国力の全てを、我が党の支配下に置き、我が党の世界解放戦に奉仕せしめることにある」。とある。
中国が示す第一列島線、第二列島線と合わせて考えれば、尖閣を奪い、沖縄を奪い、日本を支配下に置いて、世界侵略の手先に使う気だ。そこには、決して平和などない。当然、「群衆掌握の心理戦」と称して、そこには、共産党は無論のこと、社民党や民進党の様な、反日日本人を国会に挙げる情報戦が、含まれる。
中国の紙幣に印刷されている毛沢東。彼は、「世界は我々が支配するとき初めて平和になる」と言い、「将来は地球管理委員会を設立し、地球全体の統一計画を作る事になるだろう」と言った。 「日本解放第二期工作要綱」の「第一期」、「第三期」の文書は確認されていない。だが、日本への工作の基本戦略として、「日本が現在保有している国力の全てを、我が党の支配下に置き、我が党の世界解放戦に奉仕せしめることにある」と書かれている。
日本の侵略に成功した暁には、日本人を彼らの戦争の先兵に使う気だ。日本には、民主主義を否定し、独裁政治を目指す日本共産党が存在する。そんな共産党国家を目指すのは、共産党ばかりではない。民進党の支持母体には、共産革命を夢見る団体がいくつも存在する。日教組などは、日本の国歌や国旗すら認めていない。どこの国の為に存在しているのやら、分からぬ連中だ。
こんな連中のプロパガンダに騙され、付和雷同し、票を投じるバカが居るから、日本の将来は、危ないんだ。
こうした背景がある時、民主主義を持つ国として、インドと互いに連携を深める事は、地域の平和にとって、大事な事だ。この地域で、戦後流れた血は、中国の銃弾によるものだ。だが、そこに本人の血が含まれてはならない。こうした取り組みは、中国を慮る野党にはできない取り組みでもある。