あきれた話 YAHOO!JAPANニュースに、『日本が失った天才、金子勇の光と影」と題して、イノヴェイターとして脂ののった時期にWinny事件で逮捕され、紆余曲折を経て無罪を勝ち取ったものの、あっという間に他界した不世出の天才。金子勇がたどった無念の生涯は、「出る杭が打たれる」の典型といえるだろう。とある。
パソコン好きなら、誰でも知っている事件だ。Winnyの開発者を京都府警が逮捕した事件だ。Winnyとは、ファイル交換ソフトだ。交換されるソフトに、一部のユーザーが違法に入手した映画や音楽などが含まれた。そこで、京都府警は、開発者を「著作権法違反幇助」の嫌疑で2004年に逮捕、起訴した。一部のユーザーではなく、交換ソフトの開発者を逮捕した。
なんて馬鹿げた話だと思うが、役人組織は、走り出したら止まらない。パソコンにコピーコマンドが有るが、それを使って、一部のユーザーが違法に入手した映画や音楽などが含まれたら、MS-DOSの開発者のビルゲーツを逮捕する。そんな判断に似ている。
記事ではそれをYouTubeに著作権違反の動画がアップされるたびに、YouTubeの経営者が投獄されるようなものである。と表現している。確かにそうだ。
当時の技術水準では、Winnyは、最先端を走る技術と考えと実に惜しい事をした。コンピュータの世界で日本が失った損失は、京都府警のお偉いさんの首を一つ二つ飛ばした位では、収まりがつかない。もっとも、彼らは、責任すら取らないし、感じもいない。法律の暗記は得意でも、そもそも技術など理解すらできないからだ。
日本には、こうしたあきれる様な話が数多くある。CPUの開発の話。WindowsのOSの話。すべて日本発だったはずだが、京都府警のバカみたいな人が居たおかげで、日本では、芽が摘まれ出せなかった。
話は変わるが、ボランティアで、どうも引っかかる事が有った。ある行事をした後、次の行事に向けて話し合う。それぞれが役割を受け持ち働く訳だが、当然、改善すべき点が生じる。そして改善の提案がなされる。それに対して、最近、我々のボランティアに参加したばかりで、これと言って役割を持たぬ人が、そうした提案に真っ向から反対をする。なんだこいつは。そこが引っ掛かった。
と言うのは、その前も、事案の検討と言う事で、数人が集まり、検討した結果を報告する。すると、そういつは、反対だと騒ぐ。なんだこいつはと。何かの役割を以てボランティアに参加しているのではなく、そうした話し合いの場に出てきては、反対をする。まるで、日本共産党の野党政治だな。
ボランティアって何だ。役割を持たぬ者が、話し合いの場にだけ、のこのこ出てきて反対を論じる。こいつは、それをボランティアだと勘違いをしている様だ。日本には、そうした人間を排除する文化が無いのか。何か、Winny開発者を逮捕した京都府警は、こうした人間と同類なのか、そんな事を考えてしまった。