米中会談 JIJI.COMには、『米中が電話会談、貿易問題で「進展」と両首脳』と題して、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は29日、世界の金融市場を揺るがせた貿易問題について電話会談し、双方が「進展」があったと述べた。とある。
現実は、鼻くそ程の進展かも知れない。それをトランプ大統領は、大々的に大いに進展とその成果を誇張する。北朝鮮との米朝会談とそのやり方は、何ら変わらない。その本質は、「無能」と言う事なのかも知れない。つまり、一生懸命なのは分かるが、政治家である前に物事の本質が分かっていない。民主主義の人気投票で選ばれた大統領とは、こうした物なのかも知れない。
朝鮮半島の非核化と北朝鮮の非核化の違いも判らず、ツイートする。さらに問題は、それを認めれば権威が失墜するので、自分の主張をごり押しする。本人が、「無能」を隠すには、成果の過大評価しかない。
さて、米中会談で、トランプに対するは、中国の習近平だ。13億人の中で、命がけの権力闘争を勝ち抜いた頭脳の持ち主だ。鼻くそ程のお土産を渡せば、大きく宣伝してくれると読み切っての話だろう。実際そうなっている。
これに対して、アメリカ議会はどう動くのか。中国の金で動くクリントンの影は、もう薄い。民主党であっても、中国脅威論は、消す事が出来ない。成果の薄いトランプ大統領に対して不満を募らせるのは、時間の問題かもしれない。トランプ氏の再選は、事実上なくなったと見るべきかも知れない。