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タイトル  日産調査の行方
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 日産調査の行方
 JIJI.COMには、『ペーパー会社通じ資金流出か=億単位、ゴーン容疑者側に―日産調査で判明・東京地検』と題して、 日産自動車の資金が、海外のペーパーカンパニーを通じ、前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)や、同容疑者の親族側に流出していた疑いがあることが31日、関係者への取材で分かった。

 流出した資金は億単位に上るという。疑惑は日産側の調査で判明。東京地検特捜部も把握しており、日産から提供を受けた資料などを分析し、不明朗な資金の流れの解明を進めているもようだ。とある。

 さらに、新たに浮上した日産資金の流出疑惑も、実態のない名目で送金されていた可能性があるが、送金先のペーパーカンパニーがあるレバノンなどでは、十分な捜査協力が得られる見込みは低い。ともある。

 日本の国内で見れば、ゴーン容疑者が日産を「私物化」した事は間違いない事だろう。だが、それを裏付ける証拠となると、海外の協力が不可欠だ。その協力が得られる見込みは低いと言う。海外の証拠なくして、裁判でそれを立証する事は、難しくなる。

 マスコミの訴求力も、海外には無い様で、日本のこうした事情は、伝わらないのだろう。もっとも、日本のマスコミ関係者には、伝える気すらないのかも知れない。慰安婦問題では、ねつ造記事を世界各国に何回も30年以上の長きに渡りばらまいた朝日新聞は、慰安婦問題はねつ造でしたと言う訂正記事は、結局、日本国内に対してのみで、海外へは、ついぞ出さなかったとされる。日本の国益を毀損する事が目的の連中の思惑がそうせるのだろう。

 司法がだめなら、海外のマスコミが、この件に関して、日本のマスコミからの情報を得て、調べる様なことは、期待できない。日本のマスコミが言う、彼らは、なんて言ったっけ、正義ですか大儀ですか、笑っちゃうよね。

 ゴーン容疑者は、そうした日本の島国根性と言うか、閉鎖的な司法制度を知り私物化を計画したと見るべきだ。そんな犯罪だ。今の日本なら、海外を経由して資金洗浄すれば、ばれる事はない。それを世界のワルに示した様なお粗末さだ。

 グローバル化と言われるのに、三権分立の司法も、行政も、自分の殻に閉じこもり、未だに鎖国状態だ。それが今の日本の現状かな。
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