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タイトル  中国通信機器
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  中国通信機器
 JIJI.COMには、『米、中国通信機器禁止へ=来週にも大統領令-報道』と題して、米紙ポリティコ(電子版)は7日、トランプ大統領が来週、米国の通信会社による中国製通信機器の使用を禁じる大統領令に署名する見通しだと報じた。

 今月下旬に欧州でモバイル端末の国際見本市が開催されるのを前に、米国がサイバーセキュリティーを重視し、中国製品に警戒を強めている姿勢を示す狙いという。とある。

 パソコンやWebの知識が有り、.netを利用したプログラムを組む。Linux上のApacheも良く使う。そうしたWeb関連の説明で、PHPのプログラムが狙われると説明した。すると、こんな質問を受けた。「アンチウイルスソフトに任せれば、良いではないかと」。久々に、とっぴでもないと感ずる質問を受けた。

 なぜ、ハッカーに対して、アンチウイルスソフトでは防げないのか。答えは、簡単だ。アンチウイルスソフトでは、カバーしきれないからだ。

 だが、こうした質問が出ると言う事は、このニュースにあるような記事は、そもそも理解できていと言う事になる。それが、もしかしたら、日本でレノボのパソコンやファーウェイが売りまくれれている理由かも知れない。その理由は、日本人のノー天気だけじゃないんだ。

 分かり易く説明をするには、コンピュータの構成から入る必要が有る。まず、①コンピュータをハードウエア、次に②BIOSと言うハードをコントロールするプログラム。その上に、③WindowsなどOSと呼ばれるプログラム。④その上で走るExcelやWordなどのアプリケーションと言われるプログラムだ。この4つが、コンピュータの構成だ。

 アンチウイルスソフトとは、上記の③OSや④アプリケーションに対して、悪さをするプログラムが有るのか、監視するものだ。逆に言えば、①や②に何かを仕掛けられれば、監視する事が困難になる。④でも全てでは無い。手作りの罠に関しては。ほぼ無力だ。そんな問題が有る。

 ファーウェイが問題なのは、そのハードウエアに外から勝手に情報を盗む事が出来る仕組みを持った部品がわざわざ取り付けられているから問題なんだ。むろん、アンチウイルスソフトでは防げない。それを念頭に、この記事を読めば、その深刻さが分かる。

 同様に、レノボのパソコンは、BIOSにそうした仕組みが組み込まれる。そこが問題なんだ。Yahooの検索で、「レノボ セキュリティー」と入れれば、そうした関連の記事が、読めるだろう。レノボのパソコンは、単にパソコン内部の情報を盗むだけではない。例えば、銀行に繋いだとしよう。そこには、情報漏れを防ぐためのカギと呼ばれる第3者機関に拠る証明書を必要とする。

 所が、これをレノボは、自分で偽装する。情報を盗むために、そんなハイテク技術が仕込まれたパソコンなんだ。知識のあるパソコンオタクが、どうこう出来るレベルをはるかに超え、国家レベルの犯罪だ。

 アプリケーションにだって、問題は潜む。むろん、アンチウイルスソフトでは感知できない。ましてWebでは、と話を展開するが、「ダメなのね、分かった。その後はいらない。」 質問したが、めんどくさいと、そんな様子だった。実際は、何も伝わっていない。分かっていない。それが、日本と言う、現実の現状なんだろうね。
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