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タイトル  投資詐欺
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  投資詐欺
 産経新聞には、『海上保安庁内で詐欺的投資横行か OBら勧誘、若手退職者相次ぐ』と題して、現役の若手海上保安官らの間で高配当をうたう無登録の投資運用団体への投資が横行し、消費者金融に数百万円の借り入れをするなどして退職者が相次いでいることが24日、海保関係者への取材で分かった。退職した元海保官らが「大金を手にできる」などと各地の海保官に勧誘を続けており、海保は若手人材の流出と現場の士気低下を懸念。詐欺的商法の可能性があるとの見方を強め、実態調査を進めている。とある。

 海上保安庁と言えば、対するは、中国か北朝鮮だ。それに、最近では、北朝鮮に同化と言って良いのか、韓国が北朝鮮船籍の船と相まって、日本のEEZ内で、怪しい動きを見せる。そうした背景が有る時に、誰かが金がらみで、糸を引く、そんな事件が始まった。それを調査していると言う。だが、だれが、調査をしているのだ。海上保安庁自身でか。

 投資詐欺と言えば、年寄りがターゲットにされる物だと思っていた。だが、若い人を狙った詐欺とは、変わった詐欺だ。そもそも130万円が、1年後に3千万円になるなど、そうした投資話は、嘘に決まっている。いっそ、3千万円でなく、3兆円とでも言えば、分かるかも知れない。仕掛ける側が、言いたいのは、130万円であって、次の数字は、130万円より大きければ、どうでも良い話なのだろう。騙すより、騙される方が悪い。隣の大陸の諺だが、それを思い起こさせる詐欺だ。

 金を稼ぐには、働き自分で稼ぐか、搾取するかの方法が有る。この2種類だけだ。まず、それを確認しよう。特別な技能や能力を持つ者は、働き稼ぐ事で、大金を手にする事が出来るかも知れない。となれば、特別な才能を持たない平民が大金を手にする方法と言えば、搾取と言う手段が、残された方法と言う事になる。

 搾取には、合法的なものと、違法な物が有る。その仕組みを使うには、関連する法律とその仕組みを理解しなければ、成り立ち得ない。上手い投資話は、持ち掛ける側が、そうした事を熟知しており、持ち掛けれれる側は、無知だと相場が決まっている。問題は、持ちかける側は、法を無視して、仕組みを作り、自分たちの為に搾取と言う方法を取る。そこが、問題だ。騙される側は、仕組みを理解していないからだ。

 130万円が、3000万円になる。その仕組みを理解もしようとせず、信じてしまう。何か、そこには、文系の匂いがする。
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