635億円窃取 毎日新聞には、『北朝鮮、仮想通貨635億円窃取 制裁逃れに韓国関与も 国連の報告書』と題して、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に属する専門家パネルが今後公開する新たな報告書の内容が判明した。北朝鮮が2017年1月~18年9月の間、サイバー攻撃を用いて仮想通貨交換業者から少なくとも5億7100万ドル(約635億円)を窃取したと推計。この中に18年1月に起きた日本の仮想通貨交換業者「コインチェック」の巨額流出事件も含んでいる。とある。
日本の被害と言えば、「コインチェック」から昨年1月、580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した事件でも、北朝鮮の関与だとされる。数字を見る限り、635億円と言われる内訳の中で、日本からの流出が群を抜く事になる。
ノー天気の日本、安全保障面でも、「護憲」などと言って、アメリカに頼りっきりで他力本願の日本。コンピュータのセキュリティも、パソコンを買ったときに付録で付いてくるウイルスソフトに任せっきりと言うのが、実態だ。おまけに、銀行口座も、情報も、勝手に抜かれると指摘されるレノボのパソコンや、アメリカが、使わない方が良いとするファーウェイのスマホなどは、売りまくられている。これでは、ハッカー被害が無くなる訳がない。
Webページをホームページとして公開するには、Webサーバーのお世話になる。そこには、Webサーバーには、必ずと言って良いほど、外部から攻撃が加わる。現実の世界には、9条が有れば、平和だなんて言う世界は無いのだ。
そんな時、素朴な疑問を投げかけられた。サーバーにアンチウイルスソフトを入れて置けば、良いではないかと。これが、今の日本かと思う瞬間でもある。パソコンを知る人に言わせれば、それではだめなんだと言う事になる。
ダメな理由を分かり易く説明すれば、パソコンの仕組みを知る必要が有る。パソコンは、いろいろなメーカーで、ハードウエアの構成が違う。そのハードウエアを動かすために、それ専用のソフトウエアの部分が有る。それをBIOSと呼ぶ。このBIOSで様々なハードウエアの凸凹を平坦にならす事が出来るので、その上にWindowsなどのOSが、乗る。ハードウエアのメーカーが違えど、同じWindowsが走る事が出来るのは、BIOSが有るからだ。
Windowsが有れば、そこにExcelやWordなどのアプリケーションソフトが走る事になる。さて、アンチウイルスソフトがカバーできるのは、このうち、OSのWindowsとExcelやWordのアプリケーションの一部だ。アプリケーションも、全部ではなく、一部だ。カバーできない領域が有ると言う事を、まず、知る必要が有る。
今問題になっているファーウェイは、ハードウエアの部分に情報を盗むための部品が組み込まれているので問題視されている。アンチウイルスソフトでは、関知する事が出来ない領域だ。
日本で売りまくられているレノボのパソコンは、BIOSの中に、情報を盗むソフトが組み込まれている。むろん、アンチウイルスソフトでは、関知する事が出来ない。しかも、ネットで調べれば、山の様に出てくるが、情報を盗むためのとんでもない仕組みまで準備されている。こんなパソコンが、接続されれば、そのネットワークは、それを知るハッカーに対して、無防備になってしまう。
これらは、ファーウィもレノボも、アプリケーションのSimejiも全て中国と言う事になる。北朝鮮のサイバー部隊は、中国のサイバー部隊と人的交流が有るとされている。「護憲」だ、9条だなんて言って、ノー天気でいられる時代は、残念ながら終わった。Webサーバーに対しての日常的な攻撃は、何も中国や北朝鮮から直接的な攻撃ではない。ノー天気の日本人が持つパソコンが踏み台になって行われているケースがそれだと考えれば良い。ヤバい攻撃程、そうした事が少なくない。このニュースは、そうした事を自覚すべき話として、読むべきだろうね。