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タイトル  3個以上の卵
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  3個以上の卵
 CNN.co.jpには、『週に3個以上の卵を摂取、心疾患のリスク増大か 米研究』と題して、1週間に卵を3~4個食べる人や、食事から1日当たり300ミリグラムのコレステロールを摂取する人は、そうでない人に比べて心疾患や早死にのリスクが高い――。そんな調査結果がこのほど医学誌JAMAに発表された。とある。

 更に、記事では、この結果は、過去の研究と矛盾する部分もある。その理由として、過去の研究では、卵の消費と他の不健康な行動(運動不足や喫煙、不健康な食生活など)との関係を考慮していなかった可能性が考えられる。ともある。

 卵を食べると早死にする。個人的には、そんな馬鹿な、と思うけどね。悪玉コレステロールとか、善玉コレステロールとか言うが、このネーミングもなにか可笑しい。悪玉と言うが、これは、体を構成する細胞を包む細胞膜や各種ホルモン等の原料でしょう。これが無ければ、生物は、生きていけない。

 善玉コレステロールと言うが、死んだ細胞が分解された廃物の様なもの。これが多くて、何がうれしいのだとね。

 それに、確か、これも最近の研究だったと思うけど、コレステロールは、卵など、食品で取られた量より、肝臓で合成されるのがほとんどだ。コレステロールを抑制する薬は、その肝臓に働きかける。そんな仕組みだ。

 人によって、運動や食生活が違う。大事なのは、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率だと聞いているけどね。卵を3個以上喰ったら早死にするとは、信じがたい。むしろ、たんぱく質が不足がちの生活には、卵は長生きの為の大切な栄養源だと思うけど。

 この手の医学と称される研究には、賛同しかねるのもが多い。会社の健康増進プログラムで、肥満が悪いと言う事で、長内先生を招いた。その先生曰く、「朝食を抜きなさい」と。断食プログラムとでも言おうか。私もプログラムに参加した。しかし、初日の先生の印象は、風が吹けば飛びそうなキャシャな体だった。鼻水を垂らしながら言う言葉には、私が思う健康とは、全く、かけ離れた印象で、説得力は無かった。その日の内に、プログラムに参加する事を止めた。

 所がだ、3人程が、熱心な弟子になった様だ。で、その後はどうなったかと言うと、今、私が彼らより、普通に長生きしている。先生と、熱心な弟子3人は、早死にしたね。

 秋の健康診断で、悪玉コレステロール値が、標準を超えた。主治医の先生は、早速にロスバスタチンを処方した。だが、これを服用したら、節々は痛むし、副作用で困った。僕の解釈はこうだ、つまり、運動で修復すべき筋肉が、その材料となる悪玉コレステロールが抑えられたことで、修復できない。それが痛みとして残る。これでは、健康と言い難い。主治医に言ったら、止めましょうとなった。

 何が健康に良くて、何が健康に悪いのか。一定の方向性はあるのだろう。だけど、個人によって、その運動量も違うし、生活習慣も違う。大きな個人差が有ると思う。それを卵3個と決めつけるのは、メッセージとしては伝わりやすいが、個別の現実と言う真実からかけ離れてしまう気がするね。

 つまり、一律3個ではなく、個々人が、自分の体の特徴や生活環境と相談をして考えるのが、良いと思うね。
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