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タイトル  「アポ電」と護憲
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 「アポ電」と護憲
 産経新聞には、『「アポ電」を話題に… 「危ないから預かる」 女性110万円詐取被害 埼玉』と題して、川口署は23日、川口市に住む無職の女性(73)が現金110万円などをだまし取られる被害に遭ったと発表した。同署で詐欺事件として調べている。

 同署によると、22日午後、女性宅に全国銀行協会職員をかたる男から電話があり、事前に現金の保管状況を尋ねる「アポ電(アポイントメント電話)」が話題になったという。「自宅にお金を置いていますか」と尋ねられた女性は「100万円以上あります」と答えた。

 すると、男から「アポ電でお金を置いているか確認して殺される事件がありました。危ないのでお金を預かります」と電話で伝えられ、信じ込んだ女性は同日夜、自宅を訪れた男に110万円を手渡した。とある。

 信じがたいが、事実なんだろうね。まあ、なんて無警戒なのかとあきれる。幸い、強盗に殺されたり、それによる怪我は無いようだ。こういう人は、また、狙われるのだろうね。

 下のリストには、特殊詐欺被害者8割が「手口知ってた」のに騙された・・・大阪府警初調査で意外な結果「油断」「犯人が丁寧」などが目に入る。この人も、「アポ電」に付いて知らなかったのではなく、おそらく知っていたのでしょう。それが皮肉にも、「危ないのでお金を預かります」に対して、お願いしますとなってしまったのだろう。

 言葉尻が丁寧だとか、見た感じが、良さそうだとか、話し方に力強さや真実味を感じたとか、そうした事が原因して、その人を信じる様になる。心理学でいう「共感」かな。ここで言う「信じる」とは、そう言う事で無ければ、なんだ? 「共感」とすれば、そこには、あの「護憲」とか、「何々、反対」なんて言っている連中の「信じる」に通づる物が有りそうだ。日本人には、特にありそうな事だ。「人を見たら、泥棒と思え」ではなくて、あの人は、いい人だから、「信じる」というおかしな話かな。

 信じたら最後、100万円預けなさい言われれば、それが、合理的な判断だと、そう思ってしまう。結果、信じがたい様な話に騙される。テルテル坊主を吊り下げれば、台風すら来ないと言うのと同じで、9条を掲げれば、平和だなんて言うのと変わらない。

 憲法学者が言っているではないか、日本の憲法なのだから、とにかくそれを守って欲しい。憲法解釈論だ。これもまた然りだ。解釈は、一つでは無い。だから、裁判で、1審が有り、2審で判断か変わる事が有る。「護憲論」とは、誰かの言う事を一方的に信じてしまう。テルテル坊主理論でも、一度信じたら、もう最後。騙されるとは、これと大して変わらない話かな。
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