南北連絡事務所 ソウル聯合ニュースには、『北朝鮮撤収の南北連絡事務所 北側オフィスに支援人員勤務=韓国政府』と題して、韓国統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は25日の定例会見で、北朝鮮側が撤収した開城の南北共同連絡事務所の北朝鮮側オフィスに、南北経済協力事業で現在は操業を中断している開城工業団地の管理を担っていた中央特区開発指導総局の関係者らが勤務していることを明らかにした。ただ、何人が勤務しているのかについては分かっていない。とある。
米朝会談が不調に終わった後、北朝鮮は、北朝鮮側にある韓国との連絡事務所から関係者を引き上げさせた。意味する所は、韓国に対して、対話の窓口を閉じますと言う事のようだ。そうしたポーズを受け、慌てたのが、文大統領の韓国のようだ。
だが、そもそも連絡事務所は、北朝鮮領内にあり、北は、韓国に対して、連絡事務所の職員を北朝鮮の外に出るようには、求めていない。あくまでも、ポーズだ。かと言って、韓国に対して、彼らが何か出来るのかと言うと、実質、何もできないと分かっている。彼らにとって、交渉相手は、韓国では無く、アメリカであり、アメリカを引き出すために、中国やロシアと関係を構築する事に苦心している。
西洋社会は、契約社会と言われるが、それが故、約束は、守ろうとする。それに対して、北朝鮮は、約束を平気で反故にする。韓国の蒸し返し問題を考えると、朝鮮民族の血がそうさせるのか、共産党と言う独裁体制が、そうさせるのか、分からなくなる。共産党独裁社会がそうさせるのならば、北朝鮮が、中国と交わす約束は、どう守られるのか、不思議な気もする。おそらくは、トップ同士の会話で決まり、そこに文章は存在しない。それぞれの解釈が、約束となるのだろう。その解釈に齟齬が生じた時、どうなるのか、歴史を紐解くと分かるのかも知れない。
韓国を含め、朝鮮半島は、清の属国だった。国として認められてはいなかった。それが歴史の事実だ。貧しく、清の役人が来た時、差し出せるのもと言えば、少女しかいない。その時代にも、トップ同士の約束は存在したのだろう。だが、守られる事は無かった。だから、属国として清に従うしかなった。それが、血の中に流れる朝鮮半島のルールなのだろう。
韓国と北の約束として連絡事務所を置く。何かあった時に機能する様にと置く。だが、その約束は、はかなくも、それぞれの解釈の都合で、破られる。それが、彼らの血として流れる朝鮮半島のルールなのかも知れない。
そんな彼らがルールを守った歴史が一度だけある。日本に帰属していた時だ。ちなみに、今の韓国は、日本人が作った。実の歴史を辿れば、日本は、韓国人に感謝されても良いはずだが、日本から離れた韓国は、半島の蒸し返しルールに戻ってしまった様だ。
韓国は、日本から距離を置く事によって、人を騙し、殺し、血で血を洗った大陸4000年のルールに染まりつつある。約束を守る国として、日本がとるべき道は、そんな彼らを理解しようとする事ではなく、距離を取ること。巻き込まれないようにすること。それに尽きると思うね。