記事の個別表示
タイトル  RAID1、RAID5、記憶域
本文   2014/03/23
 新しく組み立てたWindows8、次はDドライブだ。Cドライブが、システムならば、Dドライブは、データ専用にまとめたい。システム含むプログラムは、再インストールすれば、復旧できる。だが、データは、無くしたら最後、復旧できない。となると、大事なのは、データの保護だ。

 データの保護と来れば、RAIDか、OSのファイルバックアップ機能だ。どちらも、データ以外の場所を必要とする。どちらを選ぶかは、それぞれの特徴を考え、それぞれの考えで決まる。私の場合は、突然の事故でも、直前のデータを残したいので、RAIDを試す事にした。

 RAIDを実現する方法は、幾つか考えられる。

①マザーボードに付属する機能を使ってRAIDを組む方法。RAID1とRAID5が対象となるだろう。

②OSが持っているRAID機能だ。ディスクの「管理」から、それを指定すれば良い。

③Windows8で新しく機能が加わった、記憶域と言う機能で実現するのも良い。

 以前、マザーボードとOSのRAID機能で、RAID0で比較した事が有るが、速度に差は認められなかった。どちらが使い易いかと言えば、OSだ。だが、システムディスクの場合、選択はマザーボドだけとなる。今度はデータなので、それにWindows8特有の記憶域なる機能が比較の対象となる。

 データで、システムではない。と言う事で、まず、使いずらいマザーボードのRAIDが脱落する。OSのRAIDか、記憶域かの比較では、速度は、変わらず、使い易さは、記憶域の機能に軍配が上がる。

 次に、単純なRAID1か、ディスクの使用効率が良いRAID5か。RAID5にした場合、読み出しは早くなる。2倍くらいかな。だが、書き込みが極端に遅くなる。パリティーを計算してからの書き込みだから、めちゃめちゃ遅い。半分なんて物じゃない。一桁位遅い。コピーすると、あれ、まだ終わってない、と言う感じだ。2倍と半分以下、掛け合わせても、1を割ってしまう。そんな遅さだ。ROM代わりにデータを使うなら良いが、日常的に使うとなると、これはダメだな。そこで、RAID1を選択した。

 ここが重要。次に気になるのは、記憶域で組んだRAID1のディスクだが、システム領域がダメになり、再インストールした場合、記憶域のデータは保全されるのだろうか。つまり、データにDディスクとしてRAID1を組み、Cディスクのシステムを再インストールした場合、記憶域内のデータは、再インストール後も使えるのかと言う疑問だ。これは、最も重要なポイントだ。ネットを調べるが、そうした記事に出くわさない。

 実際に再インストールしたが、どうやら大丈夫そうだ。私のシステムではとして置こう。つまり、使えると考えて良さそうだ。記憶域がその様に設計されているのかどうか、それは、書かれている物が見つからないので分からない。保障出来るほど本当に大丈夫なのか、それは分からない。だが、当然、そのくらいの事は、考えての記憶域だろう。取りあえず、試した段階では良かった。プログラムをインストールして、システムが肥大化する前に、イメージバックアップを取り、何かに保存して置けは、確実に安心だ。

 そうして、組みあがると、なんていう事はない。CドライブとRAID0のDドライブ、それに興味から、おまけで付けたSSDだ。だが、使っていると、起動は、そこそこ早いし、XPも健在だ。普通に良いパソコンに仕上がった気がする。
...11121314151617181920...