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タイトル  IISのインストール 2
本文   2021/06/10
 自宅サーバーを始めるなら、お勧めは断然IISだ。理由は簡単で、作りやすいからだ。何が作りやすいかと言えば、CMSと言われるコンテンツ・マネージメント・システムだ。つまり、Webページを作るのに、何か事ある度にHTMLを書き込んでいたのでは、らちが明かない。このブログもそうだが、原稿を書き込めば、それでWebページが出来上がる。そうした仕組みが、CMSだ。ホームページビルダーもそこそこ使い易いが、プログラムに裏打ちされた入力には、かなわない。
 
 そんな用途で、有名なのが、Apacheベースになるが、Wordpressだ。ずいぶんお世話になったが、これとて、使って見て不満が無い訳では無い。第一の不満は、既製品だから仕方が無いと言えるが、カスタマイズが難しい。まず、自力でするのは、余程PHPのプログラミング知識が無ければ、不可能に近い。そこで、適当なプラグインを探して、それで妥協する。それはそれで、出来栄えは、見事な物なのだが、作り手として不満が残る。

 そこで始めたのが、ASP.NETを使ってのプログラミングだ。言語はいろいろ選択できる様だが、Visual Basic かC#と言う事になる。どちらを選んでも、出来る事は同じになる。コンパイルされれば、速度も同じだ。そこで、VB6.0時代からお世話になったVBを選択した。所が、おっとどっこい、VB6.0とは、そもそも違う言語と考える方が良いかも知れない。C#に鞍替えしても、良かったのかも知れない。

 PHPもプログラミング言語。VBもプログラミング言語。どちらを選んでも似たような物ではないかと思うかもしれない。所が、それが違う。全く違う。その違いは、Webページを作った時に分かる。Visual Web Developer では、ツールボックスの中から部品をページにドラッグ&ドロップする。プログラムのコードは、最小限で済む。そこが大違いだ。PHPで組んだら、数か月かなと思える物でも、ASP.NETで組めば、数日かな。まあ、その位違うし、その後のディバックは、それなりの日数が必要だが、それとて、大きく違う。これを知ってしまったら、2度とPHPには、戻れない。それほど違うと感ずる。

 さて、肝心のIISのインストールだが、このキーワードで検索すると、山の様に結果が出てくる。その中から、良さそうなものを選んでそれに従って、インストールを始める。実際問題、それで問題は無さそうだ。従って、ここでは、その具体的な事は割愛するが、IISがちゃんとインストールされている事を前提に話を進めたい。

 IISをインストールしても、データベースは、その状態では使えない。データベースを使うには、SQL Server Express か Visual Web Developer Express などをインストール必要がある。どちらを選んでも、データベースが動作する事を確認した。自宅サーバーで運用するなら、開発環境もインストールしておいた方が、便利でした。

 IISがインストールされ、SQL Server もインストールされ、使える状態だとしましょう。そこで考えるのが、外部に公開するサイトを作るのか、内部だけか、もっと言うならば、内部でも、今使っているパソコンだけの環境かと言う事になる。それぞれで何が違うかと言えば、そのサイトが、Defaultのままで良いか、何かドメインを付けるのかが違う。これも、ネットを漁ると、簡単に解決する。多くの人は、まず、自分のパソコンでと言う事になり、それが旨く行ってから、考えたいと、そういう流れだと思う。そこで、その流れに沿ってみようと言うのが、今回の目的だ。

 次回以降、この土台に乗って、話を進めてみたい。
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