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タイトル  久々にH8をいじってみた(ピンピンコロリ、その日の為に)
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H8にZ80のTinyBasic を移植した


人の寿命は無限ではない。大体この辺と限られている。出来る事は、可能な限り健康寿命を延ばす事だ。その理想は、ピンピンコロリだと言われる。だが、それを目指せば、お一人様は道理となる。病院のベットでチューブに繋がれていないのだから、自由である代わりに、一人で旅立つ覚悟が必要だ。一人で旅立つ事を受け入れる必要が生じる。問題は、不幸にして亡くなった後、誰にも知られず放置される事だ。その対策として、人感センサーを使ったお知らせメールの仕組みをZ80のマイコンボードを使って前回は、考えたわけだ。Z80は、使いやすいし、数十年経った今でも入手は可能だ。ソフトウエアーの蓄積もたっぷりとなされている。一つ問題を挙げれば、AD変換の機能が内蔵されて無い事かな。

AD変換が付いていれば、火災報知器の機能や熱中症対策などの温度管理も可能だろう。その他いろいろな応用が考えられそうだ。Z80に外付けで付加機能を加えると言う方法も有ろうが、なんか、大変そうだ。既にAD変換機能が付いたCPUを選択した方が速そうだ。と言う事で、秋月のページを物色する。あれ、H8/3048が無くなっている。昔遊んだのになぁー。手元には、昔買い込んだボードが有る。これを久々に動かして見ようとするが、Windows11になってしまった今、どこから手を付けて良いやら、試行錯誤が始まる。

H8/3048編
まず、書き込むソフトだ。確か、Z80版のTinyBasicをH8に移植して、機能強化した物が有ったはずだ。ドライブ内を探し回るとそれらしき物を見つける。これがそうだと確認する一番の方法は、書き込む事だ。だが、どうやるのか、うっすらとしか記憶が無い。説明書をひっくり返してFlash.exeというプログラムで書き込むのかと、プログラムを見つけて起動しようとすれば、「お使いのPCでは実行できません」と警告が出る。資料とか集めた中に、AKI-H8/3052F 開発ソフトCD」と言うのが有って、そこにH8WTフォルダ ライターソフトと記載が有るのを見つける。CDをセットして、ホルダーを開きSetup.exeを起動すると、難なくインストールされた。パソコンのメニューから「H8WriteTurbo」をクリックすると難なく起動した。書き込むには、.MOTファイルをアプリにドラッグ&ドロップする。デバイスには、ちゃんとH8/3048Fと有る事から、これで書き込めることが分かる。

そこに付属しているA38H.exeのアセンブラ、L38h.exeのリンカー、C38H.exeのコンバータは、Windows11になっても使えるのだろうか。気になるので、アセンブルする所から始める。どうしてその名前にしたのか分からないが、ファイルの中に「H8_300ir.MAR」と言うファイルを見つける。どうやらこれがTinyBasicをコンバージョンしたファイルだ。ホルダーを決め、そこにcmd.bat ファイルを作る。中身は、「c:\windows\system32\cmd」とした。
cmd.batをダブルクリックして、A38H H8_300ir と入力する。続いて、L38H H8_300ir、更にC38H H8_300ir と進む。エラーは無く.MOTファイルが出来上がった。このファイルを「H8WriteTurbo」にドラッグ&ドロップする。20秒くらい待つと、書き込みが始まる。TeraTermを起動して接続すると、ちゃんと使えそうだと分かる。

ちなみに、どんなコマンドが使えるかは、>? とすればよい。個別のワードは、>? LET の様にすれば、説明が表示される。>?? は、全ての解説が出力される。

H8/3048に書込みを実行してみる


AKI-3664編
H8/3048は、既に販売されていない。無理もない、Z80用のTinyBasicを移植したのが1999年3月と有る。PC-98が全盛のころだ。ピンコロ・プログラムを想定した場合、使えそうなのが、AKI-H8/3664辺りではなかろうか。見れば、750円で完成品が買えるようだ。ここに有る物は、AKI-3664フラットマイコンキットと書かれているが、たぶん、同じ扱いで使えると思う(確かめてはいない)。TinyBasicをこれに移植した物をコンパイルして書き込むと、難なく動作した。RAMが2Kバイトしかないが、ピンコロ・プログラムでは、十分でしょう。

AKI-3664フラットマイコン

このAKI-3664を前のAKI-80と差替えれば、いろいろな事が出来ると思う。温度なら、それ用のICをADコンバータに接続して、後は、読み込んだ数値を適当に換算すればよい。

虫歯予防のフロスの空きケースにまとめてみました(上面からの写真)



なかなかコンパクトにまとまりました。まだスペースが有るので、温度センサーも入れられそうです。


ソースファイル
(ちなみに、AKI-3664のTinyBasicは、BasicをEPROMに書き込めます。小さなBasicの動作を確認して、それらを集めて大きなプログラムを書きこむ事が出来ます。おおよそ、16KBiteのプログラムを載せられます。)



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