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タイトル  園児が車に置き去りにされ、熱中症で亡くなった事件で思う
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また車中に残された子供が熱中症と考えられる事故で亡くなった。そんなニュースがあった。テレビ局の要請で専門家としての意見なのだろう、組織の長だった人が「人が足りないのが問題だ」と訴えた。それに対して橋下弁護士は、ITを使ったシステムが必要という内容だったと思うが、そんな内容のコメントだった。人手不足の問題かIT化が進んでいない問題か、そんな議論がなされるのも、文系支配の日本独特の議論かもしれない。

専門家としての意見で、かつての組織の長は、どんな経歴をお持ちなのか分からない。調べても良いが、その意見に賛同できるものではない。このおっさんにとって、解決は人かもしれないが、ミスは人が起こすものであり人を増やしてもその構造は変わらない。きっと自分では何もせず人に命ずる人生を送ってきたのだろう。だから、問われれば「人が足りない」となると私には思えた。

かつてサラリーマン時代に上司から良く言われたセリフが有る。技術的問題が有りますと報告すれば、「どこからか技術屋を連れてきて、チョチョットやらせろ」と。日本の文系支配の社会問題の構造をここでも見た気がした。

人は、ミスを犯す。ならば、こうした事故を防ぐにはITを使ったシステムでの対応が不可欠だと思う。イメージとしては、こうだ。子供を預けにきた保護者がQRコードをかざす。時間までに出席が確認されなければ自動でメールが飛ぶ。そんなシステムが有ればよい。そんなシステムならばできる気がする。だが、そうしたシステム作りでも、作る人間と、「じゃー、頼むよ」と考える人の間では、大きな認識の差が生ずる。

QRコードを生成するソフトウエアパッケージは、公開されている。読み取ることも出来る。それにメール機能を追加すれば、取り敢えずデモの様なものが出来る。問題は、それでは単なるデモであって、実用的でない点だ。システムに仕上げるには、園児や職員の名簿管理がIT化されてなければならない。出欠は、外部から確認できるようにするには、Webサーバに仕組みを作る事も必要だろう。などなど、様々な追加機能が必要とされる。技術屋を連れてきて、チョチョットやらせるには、あまりにも工数が多すぎる。

こうしたソフトの開発は、横展開が出来るから、開発する側にもメリットが有る訳で、それが出来ない単体の話ならば、受けるメリットは無い。友人から、その人の知り合いで、QRコード関連の商売をしている。システムを手伝って欲しいと頼まれた。有償でも良いと言う。だが、その額は、お小遣い程度だ。頼んで来た友人は、典型的な文系。「技術屋だろう。チョチョットやってくれ」感覚なのだろう。全くもって迷惑な話だ。彼は、勝手に受けたらしいので、むげに断る事もままならず、無償で小さなシステムを作った。1円でも貰ったら、面倒な事になる案件だと思える。

さて、と言う事で、デモ版を作るのか、作らないのか。その後、頼まれたらどうするのか。でも、きっと需要は有るのだろうと思う。そうなると、これもクラウドファンドで資金を集め、出来上がったシステムを全国の保育園や幼稚園に売りまくる。その会社が軌道に乗れば、その会社を企業に売り、創業者利益を得る。先のピンコロと同様に、展開するには、仲間が必要だね。 office@ohayou.jp 

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