
全くおかしい。常軌を逸していると言って良い。ビデオ流出で、仙石官房長官が、国家機密と決めた情報が(指示が出るまでは、公開で進めていた)流出したことは、国家の危機管理を問われる問題。しかし、悪意に満ち満ちた警視庁公安部のテロ情報漏洩事件とは違う。
内容も、中国漁船が故意に衝突した「動かぬ証拠」を政府が隠し続けていたことの方が理解できない。義憤に駆られ、職を賭してビデオを流出させる公務員が出てもちっとも不思議ではない。むしろ、内部告発だ。政府は、ビデオ流出の犯人探しに躍起だ。法改正も視野に入れる終着ぶり。
ビデオの犯人探しで、テロ情報流出の捜査が、影に隠れるのは、やはり、おかしい。菅首相は、ビデオ流出には、陳謝したが、テロ情報流出には、言及されない。これも、おかしい。売国政策といわれる「沖縄ビジョン」を掲げ、中国重視で、捜査を進めるのが「仙石プラン」なら、日本の領土保全はおぼつかない。
国民は、3S政策の下、すっかり平和ボケしたが、ここに来て、民主党のあまりにも不条理な政策に気づき始めたようだ。支持率の低下は、その表れと見れる。残りのビデオを公開し、事件を内部告発と方向転換すれば、国民の理解を得られるのでは、無いか。