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タイトル  Virtual PC on SSD
本文   2014/03/20
 新しいパソコンの性能を上げたいのは、誰しも考えること。そこで注目したのが、SSDだ。SSDに興味はあるが、まだ容量が少なく、C:ドライブに使うには、躊躇する。ReadyBoostの機能を使って起動を早くするという方法もあるが、Netで調べる限り、メモリが32GBiteも積んであれば、プリフェッチ機能が働くのでReadyBoost機能は、効果が少ないとMicrosoftのページにあった。

 試しに、USB3.0に3.0対応のUSBメモリを装着するが、「このディバイスはReadyBoostに使用できません」とメッセージが出る。しかも、「このコンピュータは十分に高速で、ReadyBoostによるさらなる効果が得られないと思われるため、ReadyBoostは有効になってません。」ともある。コントロールパネルを開き、SuperFetchを確認する限りにおいては、自動になっているので、設定が悪いわけではない。SSDの価格をkakaku.comで調べると、250GBiteで1万3千円台。これでは、2TBiteのHDDが2台買えそうだ。

 SSDを使って、もう一つの欲しい用途は、VirtualPC用だ。WindowsXPが、Windows8.1のVirtualPCで起動できるが、起動には、起動ボタンをクリックして、マウスの砂時計が消えるまでに、28秒から30秒くらい掛かる。同様に、VirtualPCにインストールしたLinuxもそこそこ掛かる。これを早くしたい。これは、どのくらい早くなるか分からないが、確実に早くなるだろう。XPは3月16日のブログに書いたが、セキュリティに注意して使い続けたい。

 通常は、Windows8.1は、スリープ状態からの復帰だから、起動の遅さは、さほど気にならない。だが、VirtualPCは、スリープ状態からの復帰で使うのは、心もとない。幸い、XPだけでなく、多くのLinuxが、インストールできることが分かった。250Gbiteもあれば、使うには十分だ。思い立った今を逃したら、後悔するぞ、という事で、意を決して高いSSDを買う理由を自分に納得させて買うことにした。

 すぐに届いたので、さっそく装着、試しにReadyBoostを試みようとするが、例のメッセージが出て、使えない。やはり、VirtualPCの起動改善に使うのが良い。

 HDDに作ったVirtualPCのディスク部分をSSDにコピーする。そんなやり方で、難なく引っ越しは済んだ。起動すると時間にして、13秒程度だ。HDDの半分程度の時間だ。続いて、ベンチマークを測定する。使ったのは、HDBENCH を使う。

 結果は、驚くべき数字を叩き出した。だから、これを書いている。
 簡単に数字だけを羅列するが、同じソフトを使えば、意味は分かると思う。

All 202,857
Int 228,115
Flo 64,824
MR 186,702
MW 184,110
RW 361,669
DD 453
Rec 629,800
Txt 31,352
Elli 22,320
Bit 2,562
Read 408,782
Wrtie 297,674
SP 11,765

 特に驚くのは、グラフィックで、3Dの性能に当たるDDは、453を叩き出す。何だよ、HDDのReadじゃないのかと、言われるかも知れないが、それもある。だが、グラフィックがすごい事になっている。使った感じは、スパスパという言葉がよく似合う。もっとも、計算速度はそれなりだけどね。

 VirtualPCで使いたいときにすぐに起動する。もたつくのではなく、スパスパ動く。VirtualPCが、完全にWindows8のアプリケーションの一つになった気がする。でも、高いなぁ~。
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